そのアンケートは「いつ」書くのか
アンケートクイズ
まずはこちらをご覧ください。
一見、どこにでもありそうな宿泊者アンケートです。
でも、このアンケートにはちょっとした問題があります。
よろしければ、どこが問題なのか、立ち止まって考えてみてください。
ひっかかるところはありましたか?
それでは、答え合わせをしていきましょう。
5. チェックインやチェックアウトはスムーズにできましたか?
6. お見送りにご不満はありませんでしたか?
ポイントはこの2か所です。
何が問題かと言えば「回収するタイミング」です。
いつ書くかという問題
これだけだとわかりにくいと思いますので、少し補足しますね。
お部屋に置いてある紙の宿泊者アンケート、お客様はいつ書くでしょうか?
基本的には、食事や入浴などの間。
一息ついたとき。
いわゆるスキマ時間です。
スキマ時間の発生タイミングは人それぞれ。
でも設問に「夕食はいかがでしたか?」とあれば、夕食後でなければ答えられません。
「朝食はいかがでしたか?」とあれば、翌日の朝食後でなければ答えられません。
冒頭でご覧いただいたアンケートは「チェックアウト」や「お見送り」にまで言及しています。
お客様がこれに答えようとしたら、どのような行動をとる必要があるでしょうか。
チェックアウトが完了し、お見送りを受けてから、アンケート用紙に記載し、これを渡すために宿に戻ることになります。。
さすがにこれは現実的ではありませんね。
アンケートを作る側としてはもちろん「聞きたいこと」があり、それにかなう設問を準備します。
でも残念ながら「お客様はいつそれを書けばよいのか」という点を意識できていないアンケートも多々あるんです。
アフターアンケート
せっかくご厚意で答えてくださるのに「まだ答えられない設問」があったのでは、お客様は困惑してしまいますよね。
とはいえ「朝食後にご回答ください」などの但し書きがあるのも、窮屈に感じてしまいます。
では、チェックインからチェックアウトまで、全工程において聞きたいことがある場合は、いったいどうすればよいのでしょう。
1つの解決策として「アフターアンケート」があります。
たとえば、こうです。
ご予約時(またはチェックイン時)にご記入いただいたメールアドレス宛に、ご宿泊のお礼メールをします。
その末尾に、アンケート回答のお願いを記載するんです。
例文をご紹介します。
○○様
○○旅館 女将○○と申します。
先日は当館にご宿泊いただきありがとうございました。
大切なご旅行のお宿として当館をお選びいただけたこと、たいへん嬉しく思います。
ずいぶん寒くなって参りましたので、どうぞお身体お気をつけてお過ごしください。
またのご来館をスタッフ一同、心よりお待ちしております。
当館では、よりよい宿を目指すため、ご宿泊者さまのお声を集めております。
良かった点、お気づきの点などありましたら、ぜひ下記フォームより
お知らせいただければ幸いです(ご回答のお礼として次回ご宿泊時に利用できるクーポンをご用意しております)。
※回答にかかるお時間は2~3分です。
https://○○○○
これならば、宿泊体験がすべて済んだ後なので、スムーズに回答ができます。
メールを送るタイミングは、チェックアウトの当日か翌日くらいが適切でしょう。
宿泊体験がまだ記憶に新しいうちに記載いただきたいですからね。
Webアンケートだからできること
このように、紙では難しい「アフターアンケート」もWebアンケートなら簡単に実現できます。
ご自身で設問設計や集計をされる場合は、Googleフォームなど無料のアンケートフォームを利用するのもオススメです。
「設計や集計・分析レポートはまるごと任せたい」という方は、クリアンで承っております。
お手伝いできることがありましたら、下記の「お問い合わせ」からお気軽にご相談ください。